2007/11/27

スペインの思い出

行き先は何処でもよかったのです。
タダ、日常をバッサリと切りたかっただけでした。
ちょうどアブク銭がちょこっと入ったので それをパパッと使ってしまおうと。
長女が大学を卒業して埼玉に就職する事になり、もしかしたらそのまま居付いてしまうかもしれないとの思いもあり、今しかないと思ったのでした。 
今になれば その杞憂は不要でしたが・・・

予算は○○円、行き先はヨーロッパ、私の条件はそれだけ。
娘達が相談してスペインに2週間行く事になりました。
2000年春のことです。

ツアーの旅は70年代に行ったきり。 その時のまるで絵葉書の風景をなぞるような旅に もう団体旅行は行きたくないと思っていました。
今回はガイドブックも読まず、すべてあなた任せ。
私の予備知識は「誰が為に鐘は鳴る」とフリオ・イグレシアスだけ。

クロス・ステッチ キット旅も中盤、地中海に面したリゾート地、コスタ・デル・ソル-太陽の海岸-に連泊した時、高級ブティックが立ち並ぶ表通りから一歩入った路地にその店はありました。
シエスタで格子のシャッターは下りていましたが ガラス越しに中を覗くと、ニードル・ポイント、クロス・ステッチの専門店の様子。
時間を潰してもう一度行くと、私の興奮は極限です。
何しろ、日本では高くて手が届かなかった刺繍キットが三分の一のお値段!
私の欲しかったシリーズもありました。 
あれもこれも、ついでにチャートも幾つか・・・

クロス・ステッチ 途中 その時に買ったキットの一つです。
 手とパイプの部分はその頃に刺して 
 今回は服の部分に2週間掛かり
 残りはまたいつかの楽しみにしておきます。
 この調子だと何年先に完成するのでしょうか。
 上は完成予想(出来上がり40x50cm)。

この旅、いつも新鮮な驚きがあり、楽しい思い出になりました。
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2007/11/22

偽造、偽装、うっそ~!

pot これ、何に見えますか?
 ビール! イ~エ、その隣ですよ!
 ブリキの植木鉢に見えませんか?
 これは、実は、100均で買ったプラ・ポットに
 魔法のワザで塗装したものです。
 柿渋液を買いに塗装店に行くと、
 「たまご、ビールでペンキを作る」というチラシが。
 先着6名と言うので 早速、申し込みました。 
こういう物には好奇心がむくむくと湧いてしまうのです・・・

当日はライフ・ペインターのナカムラ氏、塗装店店主、事務の女性、カメラマン、生徒の主婦が3名、と主催者側の方が多く、事務の方が臨時生徒に。
ナカムラ氏はディズニーランドの塗装の仕事や雑誌にもそのワザが紹介されている方です。

たまごの黄身を分けるのに先生は一個目 失敗。 2個目で成功! ヨカッタヨカッタ。。
妙齢の女性たちの前で緊張したそうです。 ウン、ウン、そうよねッ!
黄身に顔料、油絵用のオイルを混ぜ、試し塗りし、生徒の容器に分けています。
たまごでペンキ

次はビールで。
気の抜けたビールに顔料を混ぜ、よくかき回します。
顔料は岩石を粉末にしたものなので 溶ける事はなく混ざるだけです。
たまごの時のようにオイルは入れないのでさらさらに。
木製の額(これも100均)には塗ると言うより吸い込まれるよう。
乾いても ツヤはありません。

壁紙にペンキを塗る方法や 1000色ほどの色見本からその明度、彩度の番号で5分でペンキが調合できるとか伺いました。
そういえばこの店は棚にペンキの缶がなく、そして店の奥にはUFOのような円筒が何本も出た機械があるのがいつも不思議でした。 そうだったのか。電球
これなら何年経っても同じ色がつくれます。 

以前の家を建てる時、壁の色を決めるのに職人さんと一斗缶を前に「奥さん、この位?」「もうちょっと黄色を入れて」なんて会話をしては木片に塗って見て決めていました。
内心、この缶が終ったら同じ色がつくれるのかしら?と不安でしたが 今では、勘が頼りの職人仕事ではなくなったのですね。
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2007/11/17

大工さんになりたかった少女は・・

ぐいっと大きな手に一つかみしたクギを口に入れ、一本づつ出しては金槌でトントン、トントン。
どうして飲み込まないのか、一本づつ出てくるのか?不思議でたまりませんでした。
それよりもっと凄かったのは、シュッ、シュッと小気味良い音をさせて動くカンナ。
そのカンナからはシュルシュルと透き通るように薄く出てくるきれいな紙のようなカンナ屑。
拾ってポケットに入れて家に帰ると ポケットの中は木屑が粉々に。
カンナの頭をトントンと叩いては 片目を瞑って刃の様子を見る。
家のカンナをマネして叩き、しかられたり。
墨つぼから糸を出して、ピン!とすると板の上に線が・・・
もちろん、えんぺつは耳に挟んで。
「明日も来ていい?」 「いいけど、学校はいいのかい?」
「うん、いいの」 
私は今でいう不登校児。 
体が弱かったのであまり学校には行っていませんでした。
家族も煩くいいませんでしたし。

それにしても、大工さんって神業。。  
ソンケーでした。
大工さんでなければ、家具職人でも、指物師でも、なりたかったことが・・・
そんな少女が おばばになって作りました。
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2007/11/12

ワークショップ

6月にパティ・ホーキンスさんのワークショップを受けました。
彼女はキルト・ナショナルやヴィジョンズの常連で 今回もヴィジョンズでキルト・ジャパン賞を受賞しての来日でした。
ワーク・ショップのタイトルは「俳句キルト」
彼女は俳句がお好きなので、私なりに”出来る限り無駄をそぎ落としたデザイン?”と解釈することました。

Patty’s WS持ってくるものの中に 気に入った風景や花の白黒の写真と言うのがありましたので、ロンドン塔の石壁とベンチの写真を。
もう一枚はサンクトペテルブルグの大聖堂から見た沢山のチムニー。
でも、いかにも難しそうなので即ボツ!

これをさかさまにしてスケッチします。
さかさまにするのは 形にとらわれずに、シンプルにする為とか。

少し持って行った布と材料セットに入っていた無地の布で とりあえず布を切り、キルト綿の上に載せていきます。
何をどのように作るのか判らないので 持って行く布も悩みますが、与えられた材料で臨機応変に対応しないとWSには付いて行けません。

その日に作ったのはパティの後ろに写っていますが、明度のバランスがよくありません。
数ヶ月、そのままにしてありましたが、この数日少し布を入れ替えて 上にメッシュを載せて キルティングして一応完成させました。
メッシュも材料の中に入っていたものです。
ちぎり絵の布バージョンだと思っていただければいいかも。
メッシュを載せてミシンでキルティングする手法はあるアーティストがよく使うテクニックです。

私はWSで学んだことをそのまま使うのではなく、何かの時の引き出しを増やす、という気持ちで受講しています。
それにぶっつけ本番で限られた材料、時間でそれなりに纏めるというのも自分を鍛えるよい機会です。

完成させたらメールで送って欲しいとパティさんがおっしゃっていたので送ると とても丁寧なお返事をいただきました。
教える立場からも 生徒さんから作り上げた作品を見せて頂くのはとても嬉しいものです。
どんな風に理解してくれたのか、その人なりにどんな表現をしたのかを知るのは大きな喜びであり刺激なのです。
もし、このブログをご覧の方の中にWSに参加した方がいらっしゃいましたら 送って差し上げてください。
とても喜ばれると思いますよ。 
もしかして、他の方たちはとっくに完成?

このWSについては 今売られているキルトジャパンにも記事が掲載されているので 興味のある方はご覧下さい。
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2007/11/08

キルト搬入

え、え~っ! この間個展が終ったばかりなのに! って驚かないで下さい。
これは公民館の文化祭での生徒さんたちの作品の展示です。
私は9月からの臨時講師で、その時にはすでに完成させていた人、トップがまだ完成していない人、キルティングをしたもののゆがんでいる人等々、様々な状態でした。
代表の方と初めてお話した時、11月の文化祭の為に作品をまとめ、展示の指導をして欲しいというのが私に依頼された仕事でした。
教室に通うようになり、ひし形の型紙と見本の写真を渡されただけと聞いた時には正直な所、腰を抜かしそうに。
どうなることやら?と思っていましたが、皆さん立派!
それでもキルトは作れるんだわ、と私は内心感心しきりです。
一番下の2枚は1.8mほどの大作なので、会場の上の手すりに掛けさせて貰いました。
金曜から日曜までです。 久里浜方面の方、お時間がありましたら覗いてください。
久里浜文化祭

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2007/11/06

牧師さんのキルト

少し前になりますが、ボストン・レッド・ソックスがワールド・シリーズで優勝した時に、メイン州にいるカレンさんに個展の報告と おめでとう! とペイントでロゴを作って送りました。
メイン州はボストンのあるマサシューセッツ州の北隣です。
息子さんはボストン大学に数年前まで行っていましたし、彼女はレッド・ソックスのファン。
ボストンから彼女の所までは車で3時間くらいでしょうか?
ところが、メールを送って、ホンの1時間もしないうちに返事が来て、「Red Sock(?) それしか送られてこないけど、これは何かのミス?」     
Red Socksありゃありゃ、初歩的なミス。
ソックスは一対だからsocks !
片足だけ送ったのでした。
もう一度作りなおして 再送信!
これで いいかな?
個展の様子も貼り付けて、と.....

それにしてもアメリカ東海岸とリアルタイムで連絡が出来るというのも考え物です。
あちらは母国語だからいいけど、こちらは頭をひねって英作文。
読み直してこれでよし! と送信してからスペルが違っていたり、こんな時はこういう方がよかったんだ、と後で気が付いたり。

その返事に彼女が作った教会のバナーを送ってくれました。
他の人にも見せてもいい?と了解を得て。
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2007/11/02

宴の後

アンティーク雑貨

11月になりました。 と言う事は今年も後2ヶ月です。 と言っても焦る事もありません。 
何故か? 年が変わるからと云って何も変わらないから~~♪
   
個展が終わり、数日はぐったりしていました。  
会期中は毎日が楽しく、疲れを感じることもなく 「ひょっとして私ってタフ?」
子供の頃からひ弱だったので いつも自分を守ろうとする意識があります。
予定を詰めない、疲れることは避ける、なるべく動かない???
深窓の乙女を想像してね。。。 (無理?・・・やっぱり・・・)  
でもやはり 気が張っていたのですね。 それに興奮状態で。

数日が過ぎて お持ち帰り頂けなかったお買い上げ品を配達したり、配送したり。
個展が終ったら あれもしたい、これもしないと、と思っていたことが沢山あります。
個展が終ったら、レンジ周りをきれいにして、
個展が終ったら、ガラス窓を拭いて、
個展が終ったら、床にワックスをかけて、
個展が終ったら、草取りをして買ってある水仙の球根を植えて、
個展が終ったら、アルプスの峰々のようなテーブルの上の本、布、手紙類を整理して、
個展が終ったら、溢れて押し込まれている本棚の本の整理をして、
個展が終ったら、パティのワークショップの課題を作って、
個展が終ったら、シンブルのケースを作って、
個展が終ったら、クロスステッチをして、  
個展が終ったら、ぶらっと有松に行きたい。。。。。

日頃からしたくない事を個展を理由にして後回し。
楽しい事を目の前にぶら下げて ヤル気を起こす。
何がしたくない事で 何が楽しい事かは ご想像にお任せすることにして。

ミシンまずはミシンの掃除をし、油を注して片付けました。
テーブルの山々は・・・稜線が低くなったのは確か! 
もう少し頑張りましょう! のスタンプですね。
プランターに水仙を植え、草取りをし、
哀れな姿のゼラニュームを植え替え。
本は少し移動してゆったりと。
後はナンだっけ? 忘れたことにしようかな?

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